グイン・サーガ・ワールド1/こうふく あかの/悼む人
<5月20日>
東京出張。
なんだか、プレッシャーもなく、気が楽。
会議も普通にやり過ごし、早めに終わる。
懇親会はパスして帰る。
早い便に変更したかったのだが、金曜日なので変更できず。
待ち時間が余ったので、ラウンジでビール。
移動時間・待時間がたっぷりあったので、ひたすらSalyuの曲ばかり聴きながら、持って行った本4冊を読んでしまう。
なんだか、楽した一日。
【本日の読了】
「グイン・サーガ・ワールド1」栗本薫他 : ついに、栗本薫亡き後、グインサーガの続編を書き継いでいこうというプロジェクトが指導。本作は、栗本薫の未完の原稿と、久美沙織、牧野修、宵野ゆめによる外伝というラインナップ。嬉しい話なのだが、外伝ばかりでは・・・本編の続きは、いつ、誰が書くのか?まあ、今後のお楽しみということで。
「こうふく あかの」西加奈子 : 先月出た「こうふく みどりの」の第2部。と言っても、何の関係もない。前作は中学生の緑の話、本作は、妻がバリの男の子供を孕んで産む話+プロレスラーの話。前作も、本作も面白いのだが、何がつながっているのかはよくわからなかった。でも、本作は西加奈子には珍しく、全編標準語なので、なんだか違和感を感じるのは、私だけだろうか?
「悼む人」天童荒太 : 直木賞受賞作。なんで「永遠の仔」でやらないんだ、直木賞はタイミングを外した作品で受賞することが多いから・・・と先入観を持って読んだが、どうしてどうして、本作も負けず劣らずの傑作。全国を放浪して、死んだ人を「悼む」不思議な主人公。この主人公をめぐり、関係者の視点でそれぞれの物語が描かれる。「永遠の仔」も「家族狩り」も本作も、魂の叫びと救済をテーマとしているように思える。もっと天童作品を読みたいのだが、寡作なのが残念。
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